雪 | スティルマイン

雪が結構積もっており、雪が結構降っていた。サクサク歩いて移動している途中の細い道路脇で、廃材を載せたトラックが全く動けなくなっていた。
私と同年代くらいのドライバーとそのマッチョパートナーが気になりつつも、「大丈夫かなあ」と思うのみで、先を急いだ。

用事を済ませ、戻る途中、30分近く経過しているのに同じ位置で同じように難儀している同じトラック、同じ兄ちゃんたちを見つけた。急いでいたため「面倒くさいことになるかなあ」と思いつつも声をかけた。

「手伝いましょうか。」
「あ、すみません、お願いします!」
「これはキツいですね。」
「ほんと急いでるんですけどどうしようもなくて!」
「後ろから押してみましょう、いきますよ、いちにのさん!」
「あーダメですね(笑) もう一回お願いします」
「じゃあいきますよ! うーーん」
ギャギャギャギャ
「うーーーん」
「あーーよかった! ありがとうございます!」
「いえいえ、まさか本当に動くとは思いませんでした(笑) 実はさっきココを通り過ぎたんですよ。気になってたんですけど何もせずすみませんでした」
「いえ、助かりましたよ! 今から○○まで行かなきゃいけなくて、本当助かりました!」
「まだ降ってますし、気をつけてくださいね。こんなんで○○まで辿り着けるんですか?(笑)」
「いやーとりあえず行くだけです!(笑) 本当にありがとうございました、ご恩は忘れません!」
「忘れていいすよ、気をつけてくださいね!(笑)」


こんなだった。嬉しかったから、書き留めておこうと思う。