everything I do is a balloon | スティルマイン

everything I do is a balloon

普段、高速道路を走ることはない。車に、普段乗らないからだ。

タマに高速道路を走ると、ドキドキしますな。合流でぐわーってスピード上げるところなぞ、カオでは「冷静ですよ」を装いながらも内心「トンデモねえ、いいのかしら」と不安になる。私のようなちっぽけな存在がコントロールして良いスピードがこれほどまでで良いのかと感じる。分不相応な行為に思えてしまう。

昔、車はスピードを上げ過ぎると「分不相応ですよ」つって「キンコーン キンコーン」と教えてくれた。高速道路を走ることが多かったのだろうか、幼い頃乗せられていた車はしょっちゅう「キンコーン」と鳴っていた。
どんな状況だったのかは覚えていない。しかし、「キンコーン」のかもし出すあの緊張感は独特だった。


最近の車は「キンコーン」と鳴らない。高速道路を普段走ることはないが(普段車に乗らないからだ)、日常での「キンコーン」が欲しく思う。「キンコーン」と鳴るから安心して「キンコーン」を無視できるのだと思う。