それは夢 | スティルマイン

それは夢

私は夢の中でちょくちょくコンサートをしている。武道館級の規模なら何回か経験がある。

先日見た夢ではスマップのコンサートに出演。アンコールで電撃的にメンバー加入を発表され、歌い出した私は東京ドームの女子全員から罵声を浴び退場した。昨今無いほど侮辱的な出来事だった。


先日は知人の夢に出演したそうだ。その夢の中で私はブログを書いていたという(その知人は私がブログを書いていることを知らない)。そしてそのブログの人気が爆発し(その知人はこのブログがひっそりとしていることももちろん知らない)、「鬼嫁日記」のように本になりベストセラー、十分稼いだ私は仕事を辞め、急激に老い、ゆったりと余生を過ごしていたそうな。避暑地のコテージとかで。「よう。元気?」なんつって髭面でパイプ咥えてそいつを迎えたりして。暖炉とロッキンチェアみたいな。


スケールのでかい夢の中に存在する自分を思いながら鏡を見ると「現実ってやつぁーよう」と思うし、そんなことを思うなんて我ながらどうしちゃったのよと思う。

――もっと熱くならなければ。私は夢を現実化する男だ。


まずはスマップに加入するところから始めねばならないと思う。森君の穴を埋められるのは私しかいないと思う。

せいぜいパイプを買っておこうと思う。