PKO | スティルマイン

PKO

深夜の駅前、帰宅途中の友人と私は酔っ払い度ヘビー級同士の喧嘩に遭遇。強面のおっさんサラリーマン(柴田恭兵風)VSヤングサラリーマン(20代前半)。軽く人だかりもできていた。

同じく酔っ払い(ミドル級)の私は喧嘩を発見するやいなや人だかりに直行。ヤングに掴みかかっているおっさんの肩を抱きながら「まあまあどうかひとつ、どうかひとつ、はっはっは」と二人を引きはがす。おっさんは密着する私を睨むが、「まあまあ、どうかひとつ」と笑いながら繰り返す私に「えらいな兄ちゃん!」と急に機嫌を直し、二人は意気投合。ヤングを放置し「よっしゃ行こう」と仲良く肩を組みながら繁華街へ逆戻りするところを友人に制止されたという。


以上、その友人から聞いた話だ。記憶は無い。「どうかひとつってなんだ」と言われても「伊東四朗だ」としか言えない。


もし酔っ払いの喧嘩を機嫌よく仲裁する人間を見かけたら、それは多分私だ。
喧嘩ではなく、怪我をする前にどうかひとつ私を止めて欲しい。